登場人物
千代 まか / せんだい まか
十三歳の中学二年生。地元の中学に通う、ごく普通の女子中学生。帰宅部。
ハンドメイド製品が好きで、休日はフリーマーケットなどを見に行く。
キーホルダーなどの小物が好き。部屋にはこれまで買った物を飾ってある。
ただし、そのセンスは他者から見れば圧倒的に「変」。
好きな食べ物はオムライスと牡蠣。嫌いな食べ物ははんぺん。
誕生日は9月13日の乙女座。
魔禍尽曳 / まがつひ
若干気味の悪い（趣味の悪い）木製キーホルダーに封印された悪霊。
口が悪く、性格もよくはないが、封印されてもかなりの実力を持っている。
他の悪霊を食らうことで力を得て、封印を解くことを望んでいる。
キーホルダーのままでは口がきけないが、本来の姿で現れるのは力を消費するため、普段は顔がついた人魂の状態。
悪霊を食らうときは、まかの記憶にある漫画のキャラクターの姿を借りている。
好きな食べ物は悪霊とポテチ。嫌いな食べ物は特になし。
誕生日は7月19日の蟹座。
瀬尾 奈保 / せのお なほ
十三歳の中学二年生。まかのクラスメイトで、大親友。吹奏楽部。
一年生の時、名前順で前後だったことからまかと仲良くなった。
ハッキリ物を言うタイプで、まかのセンスをいつも「変」と言い切る。
休みの日はお菓子作りをすることもある。まかや司、マガツヒからも好評な様子。
好きな食べ物はチョコレートとマシュマロ。嫌いな食べ物はエビ。
誕生日は12月15日の射手座。
千代 司 / せんだい つかさ
十二歳の小学六年生。まかの弟。地元のサッカークラブに所属している。ポジションはミッドフィルター。
今はまかよりも背が低いが、将来は190センチくらいになれると思っている。
あだ名は「つん」。まかのことは「おねえ」と呼び、夕食の好物を取り合う時以外は喧嘩もなく仲がいい。
最近、クラブで流行っている漫画をまかにも勧めて、二人でアニメも見ている。
好きな食べ物は焼き肉とお好み焼き。嫌いな食べ物は特になし。
誕生日は6月27日の蟹座。
天宮 志道 / あまみや しどう
十四歳の中学二年生。まかのクラスメイト。バスケ部のエース。
爽やか系のイケメンで、性格も優しく成績も優秀。同級生、教師ともに評判がいい。
まかのセンスを変だと思っているが、オブラートに包んでくれる気遣い王子。
趣味は朝夕のペットの散歩。大きなゴールデンレトリバーを飼っていて、名前はモモ。
好きな食べ物は海鮮丼。嫌いな食べ物はシイタケとゴーヤ。
誕生日は5月25日の双子座。
四方谷 春 / よもや はる
十三歳の中学二年生。まかのクラスに転校してきた男子中学生。帰宅部。
諸事情があって親戚の家に身を寄せているらしく、家族の話は聞いても教えてくれない。
ミステリアスな雰囲気を漂わせており、物腰も柔らかいため、女子生徒から密かに注目を集めている。
なぜかまかに関わってきて、しかもマガツヒのことを知っているらしい。
好きな食べ物は桜餅。嫌いな食べ物は生の魚。
誕生日は3月28日の牡羊座。
寺門 斎 / てらかど いつき
十七歳の高校三年生。まかと司の幼馴染みで、地元の有名な寺の跡取り息子。
跡取り息子だが、霊感はないと言っている。
朝夕はたいてい境内の掃除をしている。地域の老人や子供たちと世間話をよくしている。
檀家から聞いた怖い話を年下に聞かせてはビビらせるのが好きで、まかに呆れられている。
お調子者の雰囲気が漂っているが、相談事には親身になってくれて、面倒見も良い。
好きな食べ物は野菜の天ぷら。嫌いな食べ物は特にないが、肉類はあまり食べない。
誕生日は9月26日の天秤座。
夏木 翔太 / なつき しょうた
十三歳の中学二年生。まかの同級生で隣のクラス。柔道部。
身長が小柄なことを気にしている。妹が一人いる。
男子とは仲が良いが、女子とはあまり話さない。
まかのセンスをまったく気にしていない貴重な人物。
好きな食べ物は白米とラーメン。嫌いな食べ物は特にないが、牛乳は苦手。
誕生日は1月18日の早生まれで、山羊座。
紅葉 / もみじ
？？？
マガツヒと四方谷の過去に関わっている人物。
病弱で、たいてい床に伏せっている。
誕生日は10月25日の蠍座。
＊ ＊ ＊
漫画『ミヤコノオト』のキャラクター
真 / マコト
主人公。十代半ばの少年。
明るい性格だが、天然を発揮して仲間に突っ込まれることが多い。
悪霊の足音を聞く『耳」の持ち主。武器は剣。
司の好きなキャラクター。
戒 / カイ
マコトの仲間。十代後半の青年。
クールでぶっきらぼうな性格で、突っ走りがちなマコトのブレーキ役。
悪霊の振動を感じる『感覚』の持ち主。武器は札を使った術。
まかの好きなキャラクターで、マガツヒが姿を借りているが、本来マガツヒほど口は悪くない。
心 / ココロ
マコトの仲間でヒロイン。十代半ばの少女。
おてんばなため、いつも危ないところを助けられる。
触れた相手の心を読むことができる。